山形風芋煮
朝晩肌寒くなり周りの木々が色づき始めるとなぜか食べたくなるものが、この芋煮です。
私は、生まれは東京ですが、あちこち引越しが多く、高校2,3年生の時は、仙台にいました。仙台市内でも、広瀬川の川原に鍋を引っさげて芋煮をしていたのでしょうが、元々東北の住人でなかったのでそんなことをしるよしもなく、芋煮をすることがありませんでした。
そんな芋煮ですが、転校したての高校2年生の時に、クラスの友だちに新川の芋煮会へ誘われて行ったのが始まりです。新川は、ちょうど宮城と山形の境になっている山の中です。その頃は、無人駅で、車掌さんが切符を受け取るようなところでした。それはそれは、紅葉が鮮やかでおそらく自分の人生の中では、最高の紅葉だったということもあり、紅葉と芋煮がリンクすることになりました。
もう詳細は、忘れてしまいましたが、誰かが大鍋を持ち、里芋、肉、ねぎ、人参、ごぼうなど分担して持ち寄ります。その時は、豚肉を入れ、味付けは味噌味だったと記憶しているので、それが仙台風ということかなと思っています。
先日近くの農家の秋野菜販売が始まりました。ビッグなサトイモを手に入れたので、芋煮を作りました。
畑の里芋 大きな里芋
今回は、山形風の芋煮です。ちょっと甘めの味付けになります。
材料(4人分)
・サトイモ・・・約600g ・牛切り落とし肉・・・200g ・こんにゃく・・・1枚(330g)
・ごぼう・・・1本 ・ねぎ・・・2本 ・しめじ・・・1袋 (他のキノコも入れると味にコクが出る)
材料は、目安なので、サトイモがもっと多くてもいいし、肉も多ければもっと嬉しいですよね。
・調味料は、さとう、日本酒、しょうゆ めんつゆを少し入れると美味しいらしいです。
作り方
①サトイモは、皮をむき食べやすい大きさに切っておく。ごぼうはささがき、肉は一口大に切り、こんにゃくは一口大にちぎっておく。ねぎは、ななめに切り、しめじはほぐしておく。
②サトイモは、鍋に水を入れた中に入れて、下ゆでする。沸騰したら、湯を捨てる。
③鍋に、また水(具がひたひたよりも多めに)を入れ、サトイモとごぼうのささがきも一緒に入れて芋が柔らかくなるまで煮る。(量にもよりますが、約30分位)あくが出たら、取り除く。
④ちぎったこんにゃく、つぎにしめじ、肉の順で鍋に入れ、煮る。
⑤これは、野外料理なので、調味料の分量はアバウトで砂糖は、つゆ入りのすき焼きという感じの味付けにするような分量(私は、とりあえず大さじ2杯くらい入れます。)お酒は、鍋を一周回しいれる感じ、しょう油は、砂糖より少なめ、後は、味を見ながら調節していく。芋が煮えていないうちにしょう油を入れると芋がカチカチになってしまうので、注意!
バーベキューもいいですけれど、仲間と芋煮会というのも楽しそうですよね。