鎌倉小町通りにある ”なるとや+典座” が、この春で十周年を迎えたので、
今日は、その記念の季節の食事会が開かれました。
”なるとや+典座”は、野菜料理のみを出す食事処で、特に若い女性に人気があるお店です。
ひと月ごとにメニューが変わりますが、定食(主食は、ごはんか、うどんを選べる)のみです。
料理人は、”イチカワヨウスケ”さん。
今日は、いつもは出ない、肉と魚も使われ、レシピを用意してくれています。
ふだんは、忙しく立ち働いているので、声をかけることもためらわれるのですが、
今日は、いろんな質問にも答えてくれました。
初めの二品。
上左、素揚げ野菜 トマト味噌(真ん中)
上右、白身魚とかぶの昆布ジメ(今日の白身は、すずき)
真ん中にあるトマト味噌というのが、ポイントです。
いろんな食材に応用できる優れものです。
次は、
左、蒸し鶏 きゅうりソース
右、味噌オクラトースト ピクルス添え
左側のきゅうりソースが、涼しげでさわやかです。
ソースには、塩の代わりに煎り酒を使ってあります。
右側のトーストは、味噌のみの味付けのトーストは、考えたことがなかったので、意外性を感じました。
左、新しょうがのご飯
右、水茄子とトマトのサラダ
新しょうがは、いっしょに炊き込むのではなく、みじん切りにしたものを盛り付けた後にのせているので、風味も辛みも強く大人向けです。
しょうがと青紫蘇の風味がふわっと香ります。
水茄子とトマトのサラダのドレッシングは、煎り酒と太白ごま油だけですが、野菜からの水分が出て、和えるだけでとても美味しいです。
今日の、料理では、調味料に、麦味噌と煎り酒が多く登場しました。
今、食べたいものをどう料理するか、しかも家庭でも簡単に作れる というコンセプトで献立を考えたとおっしゃっていましたが、
私でも、簡単に作れるものを教えてもらったような気がします。
今さらですが、つくづく、料理は、美味しいものを食べたいという意欲とインスピレーションだと思います。
帰りに鎌倉の農協連売に寄ると、水茄子、彩りのいいミニトマト、黒いインゲンがあったので、買ってしまいました。
もちろん、煎り酒と麦味噌も。