大岡川春うらら

 お馴染みの大岡川で初めて見たサップ。

 桜木町のみなとみらいの運河ではサップの講習会が開かれていることは聞いていたが、遙々上流めざしてやってきたのを見たのは初めてである。

 因みにサップというのはスタンドアップパドルのことである。

 平らなボードの上に乗ってボートのように漕いで進むのもありだし、ボードの上でヨガをやる使い方もあるらしい。上に乗るだけでバランス感覚が養えるようだ。

 私など、バランスが取れないので、すぐに水に落ちそうだ。

 

 よく見るとサップの前を進んでくる水先案内人がいる。

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何と、案内人はスズガモである。

この日、もう少し上流に仲間たちが来ていたが、一羽だけこのお二人の案内人を買って出ていたようだ。なんだかかっこいい。

 (本当は、みんなとはぐれただけなんだけど。)と、心の声。

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 まだソメイヨシノが開く前に1本だけ早く満開になったオオシマザクラの所でお二人が停まった。

 水の上からお花見だ。

 

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 この先にはやってこなかったので、川の水深が浅くなるのをよくご存知だったのだろう。ここからまた戻るのも結構距離があるので大変そう。

 このスズガモは、この後橋をくぐり抜けてちゃんと上流にやってきた。

 この日5,6羽いた仲間と合流。やっぱり遊んでいて遅れただけだったんだね。

 

 近況:私事ですが

 母が2月から誤嚥性肺炎で入院していたので、この1か月山にも行かないでひたすらコロナに感染しないように必死だったが、結局母は肺炎が治らず、入院していた急性期病院から慢性疾患とかリハビリ患者を受け入れてくれる地域包括医療病院というカテゴリーの病院へ転院した。

 前の病院は2月の27日から面会は一切禁止だったので先週の転院の時に久しぶりに顔を見ることができた。めっきり痩せて認知もずっと進んだ。顔を一切見られないというのは不安なものである。

 どこの病院も玄関で熱を測り、手指のアルコール消毒、ピリピリと張り詰めた空気が漂う。

 今度の病院は、家族だけだが10分だけ面会が許されている。ありがたいことだ。

 7日に非常事態宣言が出されたのを受けて、10日からは院内感染を防ぐためだろう、特にチェックが厳しくなった。、

 玄関を入ると、問診票の記入と検温、それにアルコール消毒をスタッフが大勢出てやっている。一人も漏らさないという気迫が伝わってくる。

 もし、自分が無症状で感染していたらと思うと面会へ行くのも気が重い。

 自分でも毎朝検温をし、鼻水がちょっと出るだけでもコロナかなとびくびくしてしまうのだ。

 今は、母のことも心配だが、病院のスタッフさんには医療崩壊しないように頑張ってもらいたいと思っている。