初秋の青森1

 すごくすごく久しぶりのブログになりました。

 皆様の所へもうかがえず申し訳ありません。

 暑い夏が過ぎてから・・・・、母の後始末がもう少し終わってから・・・・、ドライアイがもう少し収まってから・・・・年が明けてから・・・・、いろいろ理由をつけながら今日になってしまいました。

 結局年を取って根気がなくなってきたということでしょうか。

 写真を削除する前に旅の記録だけは残しておきたくて、重い腰を上げページを開きました。

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 (酸ヶ湯の駐車場前のナナカマドは、しっかりと赤い実をつけていました。)

 9月の末、こちらはまだまだ暑さが残っていましたが、北へ行けば秋を感じることができる気がして、青森県へ足を伸ばしました。

 青森へは、東日本大震災の3年後宮城県から海岸線を北上して八戸へ行った時以来です。

 いや、正確にいうとその前にも高校の修学旅行で初めて北海道へ行った時にほんの少しだけ足を踏み入れています。

 その頃は、まだ青函連絡船を使わなくては北海道へは渡れなかったので、青森駅で列車を下車し通路を伝って連絡船に乗っていたからです。

 今回、青森で列車の待ち時間があったので、青森港周辺を歩き、係留してあった「八甲田丸」を見ることができました。

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 船の中のことはほとんど覚えがなく、デッキで風に吹かれながら友人たちとおしゃべりに興じていたのだと思います。約4時間の船旅は、小さくなっていく本州とだんだんはっきりと姿を現してくる北海道を眺めつつ、旅への期待をただ膨らませていたような気がします。昔昔のお話になってしまいました。

 

 東北の旅は、鉄道もバスも本数が少ないので、下調べをしっかりしておかないとその日に着けないなんてことにもなりかねません。

 今回は、東京駅朝一の新幹線に乗って一路新青森へ。新青森から在来線で青森駅、駅を降りて急ぎ足。宿のお迎えバスで酸ヶ湯温泉まで行きました。バス代がタダになるし、列車の接続もよくて昼前には、宿に着くことができる効率的な手段です。

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 ちょうど日曜日だったせいか、えっ と思うほど車が来ているし、玄関にはたくさんの人もいました。ほとんどは、日帰り入浴の方のようでしたが。

 青森といえどもコロナ禍では検温・消毒は必須です。宿の方は、スリッパ、館内の手すりなどの消毒、温泉への人数を制限するために着替え用の棚を三分の一くらいに減らしたり、スリッパを各自ビニール袋に入れて使うようにしたり、本当にご苦労されていたように思います。

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 夕食です。これも前半、後半、時間制でしかも指定席になっています。

 この後、混浴の千人風呂へいざ!というところですが、近頃はどこの温泉でも女性専用の時間を作ってくれているので、8時から安心して温泉へ入れました。

 ポスターでは本当に千人くらいは入れそうだなと思うくらいの広さに見えますが、実際は百人くらいじゃないかなと思うくらいのお風呂でした。

 こんな時に使う言葉ではないような気がしますが、「百聞は、一見にしかず」。

 とても温まるいいお湯です。

 (続く)