新大久保散策

 コロナ禍になりしばらくやっていなかった学生時代の秋の集まりが11月の24日に

ありました。ブログには書きそびれていましたが、今年に入り春の集まりは、新宿の西

口の高層ビル街でありました。

 

 今回は、場所は新大久保。といっても、韓流スターを追っかけるには少々年を取りす

ぎています。今回は、関東大震災100年目ということで、9月から「福田村事件」と

いう映画も公開されましたので、区役所通りにある「高麗博物館」の見学をしました。

 

 もう20年くらい前に一度この博物館に足を運んだことがあるので2回目です。

 「関東大震災100年 隠ぺいされた朝鮮人虐殺」というタイトルの展示がされてい

ました。特に目を引いた展示は、雅号が「淇谷」という日本の画家の描いた絵巻物で

す。筆で描かれた独特の筆致の絵で大震災の被害、そして虐殺されている具体的な場面

が全長32メートルの巻物として描かれていました。すべてを拡げるにはスペースが足

りないので、ビデオに撮った画像が流れてるようになっています。

 

 虐殺はいつも目をつぶってしまいそうな悲惨で辛い場面ですが、しっかりと見ておか

なければならない体験だと思っています。同じ歴史を繰り返さないためにも。

 

 今回の集まりには、当初6人が参加予定でしたが、様々な理由で結局参加できたのは

3人でした。寂しい集まりでしたが、人数が多いとしゃべる回数も少なくなるのでしゃ

べり足りないことがあるけれど、「今回はたくさん喋れてよかった。少人数もいい

ね。」という感想が聞かれました。

 

 博物館に行く前に、食事をしました。

 イケメン通りに面した「とんちゃん」というレストランでした。

ここは、サムギョプサルが有名だというので、サムギョプサル定食を注文しました。

 私は、普段肉をほとんど食べないのですが、人との付き合いは例外にしているので今

回も一緒に食べることにしました。以前ほかの友人と来た時のサムギョプサルがト

ラウマになっていて特に脂身が気になるのですが、このお店では焼いているのを店のイ

ケメンのお兄さんが見てくれていてアドバイスしてくれます。

 両面を焼いた後、食べやすい大きさに刻んでくれて、焼き色を確かめてからOKが出ま

す。こんなに懇切丁寧にしてくれる店なんだと感激してしまいました。脂が適度に落ち

て香ばしくて美味しかったです。

 以前食べた豚肉とは雲泥の差がありました。注文するときに、冷凍肉か生肉か値段に

差があることも初めて知りました。

 韓国料理には、必ずバンチャンがつきますが、今回もスープとおかずが4つついてま

した。レタスに白髪ねぎの和え物と肉を挟んで食べるようになっていました。肉もおか

ずも美味しくて、これで1320円です。中華街のランチも美味しいけれど、たまには

新大久保に来るのもいいなと思いました。

 次回は、私が世話人です。